台湾への語学留学を考えているけれど、「英語ができなくても大丈夫?」「授業ではどれくらい英語が使われるの?」「英語も台湾華語もできないのに、授業についていけるのか?」などと不安に感じていませんか?
台湾華語を学ぶための留学とはいえ、世界各国から学生が集まる語学学校では、英語が使われる場面が多かったです。
私は英語がほとんど話せない状態で、淡江大学華語センターに3週間、その後台湾大学CLDに半年ほど通いました。
実際、英語ができないことでコミュニケーションに苦労し、「英語勉強しておけばよかったな…」と後悔した瞬間はたくさんありましたが、台湾華語の学習そのものに大きな支障はありませんでした。
この記事では、「英語が使えていたら便利だったんだろうな…」と私が感じた場面と、英語が苦手な人におすすめしたい事前準備について、実体験をもとに紹介します。
淡江大学に通った経験については、【体験談】淡江大学の華語センターに3週間通った感想|授業・宿題・クラスの雰囲気で、台湾大学CLDに通った経験については、【体験談】台湾大学の語学センターCLDに2学期通った感想|授業・クラスの雰囲気を紹介で紹介しています。
台湾留学は英語ができなくても大丈夫?
結論からいうと、台湾華語を学ぶための語学留学なら、英語ができなくてもなんとかなります。
もちろん、英語が話せた方が便利な場面はたくさんあります。特に初心者のクラスだと、まだまだ台湾華語を使いこなせない学生同士が、英語でコミュニケーションを取ることは珍しくありません。
ただ、語学センターの目的はあくまで台湾華語を学ぶことです。
私は留学当初、台湾華語は本当に初心者だったので、淡江大学、CLDともに初心者向けのクラスに通いました。
淡江大学の授業は、最初の1週間こそ英語中心でしたが、2週目以降は台湾華語中心に変わりました。また、CLDでは最初からほぼ台湾華語のみで授業が行われました。なお、学校や先生のスタンスによって、授業での英語の使われ方は異なります。
台湾留学で英語ができずに困った3つの場面
① 初心者クラスで英語の説明が理解できなかった
最初に通った淡江大学の初心者クラスでは、開講後1週間は、先生が授業中の説明に英語を使うことが多く、内容を理解するにもかなり苦労しました。
また、淡江大学・CLDではそれぞれ異なる教科書を使用していましたが、いずれも説明は英語でされており、教科書の英語の説明文を理解するのは難しかったです。
私は学校が始まる前に、日本語の教材で少しずつ台湾華語を自習していたため、授業で扱う内容をある程度知っていました。そのため、授業や教科書の英語が理解できなくても、授業そのものについていけないと感じることはあまりありませんでした。
英語に自信のない初心者の方は、開講前に日本語で解説された文法の教材を準備しておくのをおすすめします。
私が実際に独学で使用していた教材については、【初心者向け】台湾華語のおすすめテキスト5冊|実際に使った文法書・単語帳を紹介で詳しく紹介しています。
② 先生に質問するのが難しかった
淡江大学に通っていた頃は、台湾華語も英語もほとんど話せない状態だったため、先生への質問に苦労しました。
私の担当の先生は日本語を話せなかったため、発音や文法について細かく質問したくても、なかなか言葉が足りず、もどかしく感じていました。
一方、CLDの先生は日本語を話せる方だったので、台湾華語で質問できない内容は、授業時間外に日本語で質問していました。CLDでの1学期が終わる頃には、簡単な内容であれば台湾華語で質問できるようになっていました。
英語ができなくても、台湾華語の力がついてくると、先生とのやり取りは少しずつ楽になります。
③ 学生同士の交流はちょっと大変
私が最も英語の必要性を感じたのは、授業よりも学生同士の交流でした。
CLDでは、私以外のクラスメイトはみんな英語が話せたのですが、英語が苦手な私に合わせて授業時間外でもできるだけ台湾華語で話そうとしてくれました。初級クラスなのに本当にありがたかったのですが、当然お互いの台湾華語が初心者レベルなので、話せる内容は限られていました。
特に難しかったのは、他のクラスの学生も交えた交流の場です。クラスメイトは、私が英語を話せないことを理解し、配慮してくれる場合が多かったですが、大人数だと英語が共通語になることが多く、会話についていけないことが多かったです。
食事などに誘ってもらう機会もありましたが、参加すると緊張と会話についていけない焦りでぐったりしてしまい、毎回は参加していませんでした。語学力が足りないだけでなく、ノリで何とかできるコミュ力が欲しいと毎日思っていました笑
せっかくの留学なのにもったいなかった気もしますが、無理をしすぎないことも大切だったと思います。
英語が苦手でも台湾華語を学べた理由
日本語の教材で予習していた
私が英語に頼らず授業を受けられた大きな理由は、開講前にマンツーマンレッスンや自習を通じて、日本語の教材で予習していたことです。
発音や基本文法を日本語のテキストで勉強していたため、授業で英語の説明が分からなくても内容を推測できることが多くありました。
また、日本人にとっては漢字の知識という最強のアドバンテージがあります。
台湾華語の繁体字には日本語の漢字と形や意味が近い漢字が多いため、新出単語でも意味を想像しやすい・覚えやすいというメリットがあります。
私自身、読み書きのテストでは漢字の知識にかなり助けられました。日本人に生まれてよかった!と思った瞬間の一つです。笑
CLDでは最初から台湾華語で授業が行われた
台湾大学CLDでは、私が通った初級クラスでも、授業は最初から台湾華語中心でした。
先生は意地でも英語を使わないスタンスで、絵やスライドを使用することでほぼ台湾華語だけで授業を成立させてくれたおかげで、授業中英語が飛び交うこともなく、英語ができないことに引け目を感じずに授業に参加できました。
CLDの公式サイトでも、レベルを問わず中国語中心で授業を行う方針が紹介されています。
実際のところ、授業で英語をどの程度使用するかは先生の裁量によりますが、英語ではなく台湾華語中心での授業が謳われている学校を選ぶことで、授業中に英語が必要となる場面は減らせる可能性があります。
英語に頼れなかったことが練習になったかも?
個人的には、英語ができなかったことが、むしろ台湾華語の上達につながったと思っています。
台北に住んだ印象として、コンビニやレストランの店員さんの多くは、基本的な英語を話せるように感じました。学習中の拙い言語を話すことはとてもハードルが高いので、仮に私が英語を話せたとしたら、こうした日常生活で発生するやりとりや、他の学生との交流の多くを英語で済ませてしまったと思います。
ですが、英語力がない私は留学したばかりの頃から、コミュニケーションには台湾華語を使うしかなかったので、必要に迫られて必死にアウトプットしていました。
最初の頃はそもそも相手が言っていることが聞き取れないため、全てをGoogle翻訳に頼る場面が多かったですが、少し慣れてくると拙い台湾華語を話すことに抵抗がなくなり、習った単語を組み合わせて言いたいことを表現する練習ができるようになりました。
英語が話せれば交流の幅は広がったかもしれないと感じる一方で、英語に頼れないことで現地で台湾華語をアウトプットする機会を有効に活用できたとも感じています。
英語が苦手な人におすすめの台湾留学準備
日本語の教材で台湾華語の基礎を身につける
これから台湾留学をする方には、授業が始まるまでに日本語の教材で台湾華語の基礎の基礎を学んでおくことをおすすめします。
特に、英語メインで解説されている語学学校の教科書を使い、新たな文法を予習するのは時間がかかって非効率なため、教科書で次に勉強するテーマを確認し、日本語のテキストで都度予習するだけでも効果的です。
また、英語力の有無には関係ないところですが、私が通った初心者クラスでは、拼音(ピンイン)の読み方を一から丁寧に学ぶ時間は限られていたので、事前に勉強しておくのがおすすめです。
なお、コンビニや外食といった日常生活での台湾人とのコミュニケーションが心配な方は、YouTubeなどでシチュエーション別のよくあるやりとりが紹介されているので、そうした教材で実践を想定した準備をしておくのも良いでしょう。
最後の手段として、Google翻訳などのアプリを準備しておけば鬼に金棒だと思います。
余裕があれば中級クラスを目指す
私が通っていた学校では、中上級クラスになると、学生同士が台湾華語でコミュニケーションを取る機会も増えているように感じました。
授業以外にもクラスメイトや他の学生と多くコミュニケーションを取りたい!という人は、留学前に可能な範囲で台湾華語を勉強し、より上のレベルからのスタートを目指すのも一つの方法です。
実際に通ってみた感想として、外国人学生と積極的に交流している日本人は、英語が話せる、もしくは台湾華語のレベルが高い、このいずれかだった印象があります。台湾華語のレベルが上がれば、英語に頼らずとも意思疎通には困らなくなるため、交流の範囲を広げやすくなります。
ただし、初心者クラスで英語ができなくとも、全くクラスメイトとコミュニケーションが取れなかったわけではないので、無理して上のクラスを目指す必要はないと感じました。
学生同士の交流は自分のペースで楽しむ
留学中は、クラスメイトや他のクラスの学生との食事など、授業以外でも交流する機会があるかもしれません。
英語が苦手だと、こうした場面で不安やストレスを感じることはあるでしょう。
ただ、私のように英語が話せなくても、台湾華語で話そうとしてくれるクラスメイトに出会えたり、なぜか日本語が話せる外国人留学生と仲良くなったりする機会はあり、自分のペースで授業外の交流を楽しむことができました。
せっかくの留学だからと無理をするより、自分に合ったペースで交流を楽しみましょう。
まとめ|英語ができなくても台湾語学留学はできる
今回は、英語がほとんど話せない私が、淡江大学と台湾大学CLDに通った経験を紹介しました。
英語ができないことで、授業の説明や学生同士の交流に苦労する場面はありましたが、台湾華語の学習そのものに大きな支障はありませんでした。
特に、日本語の教材で事前に予習していたことは、授業についていくうえで大きな助けになりました。
一方で、学生同士の交流では英語が使われることも多く、自分も英語を話せたらよかったのに、と感じることは多かったです。
一方で、英語に頼れなかったからこそ、台湾華語を積極的に使う機会にも恵まれたと思っています。
台湾への語学留学を検討する際に、英語ができないことを過度に不安に思う必要はありません。
留学前にできる範囲で台湾華語を勉強し、自分のペースで学校生活を楽しんでみてください。

コメント